July 07, 2004

スプレンディド・ピッチオーニ!N.2

piccioni.jpg

しばらく前に買って忘れてたCD。
いつも駅に来る中古&払い下げ専門のCD催事にて購入。
ちょっと定価なら躊躇するところだが、1000円だからいいでしょ。
ピッチオーニはイタリアの映画音楽をいっぱい手がけた作曲家。
でもわたしにとってはこういうきっかけでもないと、乏しいお小遣いではなかなか手が出ないタイプ。

このアルバムは帯に
”未発表曲17曲・初CD化2曲ーそして20の映画より20曲を収録”
とあるとおり、まーあんまり有名でもなさそうな映画のサントラがいっぱい詰まった内容。
でも今聴いてるけど、これなかなか面白い。
なんともモンドっぽいというか、のんびりしてあまりガツガツ強いメロディがないところがユルくていいかんじ。
たとえるなら、土日の午後にダラっとやってた、テレビ局やる気ねーな的埋め草映画でかかってる音楽。

封入された折り畳みの冊子には一応映画のあらすじも書いてあるんだが、これが非常に読み物として可笑しいのでちょっと抜粋。

一人の科学者が謎めいた死を遂げた。秘密諜報部員077号とその女性協力者は調査を開始し、その男が死んでなどいない事をつきとめ、秘密の研究を完成させていたことを発見する。

077号・・。

有名なドキュメンタリー・ディレクターのフォルコ・クリキは、文明を拒否し、人里離れた静けさに囲まれた平和な世界にいる事を好む全ての人々に会うために世界を回った。
そしてクリキ氏は、メキシコの兵陵(丘陵だろ)に済む幸せな家族や、アフリカとポリネシアの別の2家族、日本の広い砂漠に引きこもって暮す人々に出会う。

日本の広い砂漠?鳥取砂丘でくらすひと?

ジェーンは、若くて美しいファッションモデルだ。船旅に参加したが、彼女の美しさは、トラブルと苦い思い、そして迷いをもたらすばかりだぜ。

だぜ、とか言われても。

ジュゼッペは、ガソリンスタンドで働く男だった。彼の一番の夢は、アメリカに行く事だ。30年間あっていない父親が生きていてそこで暮していることを最近知った彼は、イタリアを後にした。アメリカの有名なテレビ番組に出演して、父親と再会を果し、多額の賞金と豪華な車を手に入れた。しかし、ジュゼッペは辛い事実に気がついた。父親は破産していたのだ。たちまち、賞金すべてを使い果たしてしまった。結局ジュゼッペはアメリカに残り、またガソリンスタンドで働いている。

イタリア版諸行無常。

映画の内容も去ることながら、
この変な翻訳調はなんなんだろう。
ま、いろんな意味でお買い得な一枚だったと言えるかな。言うよ。
Posted by wata at July 7, 2004 03:20 PM
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