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太田家住宅(鞆七卿落遺跡)へも行ってみた。
ここは幕末、尊攘派三条実美ら7人の公卿が公武合体派に追われて長州に下った際に立ち寄った旧家で、重要文化財に指定された建造物。
民家を改造したかわいい茶店などの軒先を楽しみながら歩いていくと、すぐに見つかった。
入り口から見える市松模様の玄関たたきがモダンでかっこよく、期待が高まる。
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入館料を払うと、手前の小部屋にいた女性が出てきて案内をしてくださった。
暑いのでこれをどうぞ、とうちわを渡されてスタート。
まず、保命酒に使われている生薬をずらりと並べたところをさらっと見て、それからだんだんと屋敷の奥へ。
さきの入り口の市松たたきに始まり、高いところの窓の開閉を手元で出来るように作られたカラクリ(説明の女性いわく「今でいうブラインド」)など、数々のおしゃれで気の利いた設備にびっくり。
客をもてなす料理をつくるかまどには、おおきな鉄鍋?がしつらえてあるのだが、火をたく部分の後ろ側には小さな窓が開いていて、海からの風が自然に入って火が消えないようなしくみになっている。
これは家族用のお風呂。
酒造りの蔵などが立ち並んでいるが、それぞれの壁の表面にはさいころの目のように正方形に丸を浮き上がらせた模様をつけてあって、見たり触ったりするだけでも何番目の蔵かわかるようになっている。
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保命酒はもともと中村家が独占的に販売していたが、維新後専売権がなくなってたくさんの醸造業者が作るようになって競争が激化。
(写真ピントが合ってませんけど〜・・)
酒を搾る大がかりな道具なども見学したが、ここは暗かった+あまり興味を惹かれなかったので、写真なし。すんません。
続いて七卿関係の部分へ。
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ここが三条実美ら七卿が実際に使ったとされるお部屋。
写真左、入り口の手前にある大きな石は駕籠を下ろす場所だったらしい。
(何にも考えずひょいひょいと踏みしめてしまって申し訳ない)
右は知らずに見ればただの畳の間だが、ここに落ち延びた公卿の皆さんがねえ〜、と思うとなかなか感慨深いというか、なんだか歴史をリアルに感じる一瞬ではあった。
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後方には茶室。
茶室のにじり口というとふつうもっと小さく出来ているものだが、ここはなんと高さが130センチもある。
身分の高い人が頭を下げたりせずに普通に入れるように設計されたものなんだそう。
(貴人口といったらしい)
昔の人は小柄だったので、このくらいのサイズがあれば腰をさほどかがめることなく中へ入れたのでしょう、と説明の女性。
よく考えてあるものですねー・・。
ほかにも、茶室の壁は質素な土壁のままではなくて、お客様の着物のすそが汚れないようにと紙を張ってあったりする気の遣いよう。
写真右は入り口の刀掛け。このちょうど下には踏み台がわりのちいさな石があり、そこへ乗って刀を掛けたらしい。
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展示物。(詳細については控えを取り忘たためわかりません)
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写真右は、客人用の湯殿。隣には厠も。
最初ただお話を聞きながら見ていたのですが、わざわざ案内の方のほうから「写真をとりたかったらどうぞ撮って下さいね」と言われ、一通りの説明が終わってから改めて室内を一人で回って撮ったのが上の写真群。
それぞれのお部屋や道具などについて、丁寧な説明をしてもらえたのがとてもよかった。
時間は少しかかるけど、おなじ入館料を払うなら説明を聞きながら見学するのを断然おすすめします。
堪能しました。















